私が同棲をしたのは20代なかばの4年間ほど。現在30代なかばなので約10年も前になります。
いまは結婚していますが夫は同棲をしていた彼とは別の人です。けれど、あの4年間が人生で最初で最後の同棲だったので、今振り返ると感慨深い気持ちにもなります。
当時を思い出しながら同棲生活を振り返ってみますので、検討してる方は参考にしてみてください。
最初は何もかもが楽しい。でも同棲が長くなれば問題は起きる
当時の同棲生活を思い返してみると、最初の頃は何もかもが楽しかったです。
私が同棲を始めたきっかけは交際を始めてから割とすぐに、当時の彼が一人暮らししていた家へ遊びに行った事がきっかけでした。
交際を始めるまで彼も私自身も仕事をハードに頑張っていたため、二人きりで会える時間というのが極端に少ない状況。そんな中でなんとか時間を見つけて彼の家へ遊びに行けば、普段なかなか会うことが出来ない二人ですから、一緒に過ごせる時間がとても楽しかったです。
楽しければ「もっと一緒にいたい」と思うので、そのまま朝まで泊まった日から離れたくないと思ってしまい、そのまま突然の同棲生活がスタートしました。
最初は何もかもが楽しかったです。
今までは2人多忙だったので、毎日大好きな人と会える、話せる、一緒の布団で寝られる、彼が歯磨きしている姿さえも楽しく感じるほど、「こんなに幸せでいいのだろうか」と同棲生活の雰囲気に包まれて毎日笑いが絶えなかったです。
私にとっての同棲生活のメリットは、2人の時間が増えることでした。
同棲していても仕事の忙しさは変わらないのですが、遅くに帰っても少しでも大好きな人と顔を合わせることが出来るのは、疲れも癒されて心も満たされるので、日々の仕事などへのモチベーションも上がっていたように思います。
ただ楽しい同棲生活も期間が長くなればなるほど問題が発生してくるものなんだと実感しました。
その問題に直面して今思う同棲のデメリットは、慣れ合い過ぎてしまうことです。
同棲して彼が夢中になる対象は、私ではなくなってしまった
同棲をスタートしてから1年半程たった頃から、ハードな仕事のストレスからか彼がオンラインゲーム依存状態になっていました。
最初は平均的なゲーム好きレベルだったのですが、その頃には私が作った食事さえもパソコンでゲームをしながら食べるようになっていました。私の問いかけにはパソコンに向かって私には背を向けたまま答える状態です。
彼のストレス発散の場だから多少は仕方ないのかと納得しようとするのですが、その時期の同棲生活はとても辛い気持ちでいたのを覚えています。
4年の同棲生活を経験して、今の幸せをより実感できる
結局、その彼のオンラインゲーム依存生活は2年以上つづき、ついにある日私に別れを決意させる日を迎えてしまう事になります。
私の家族の体調不良の大切な話さえも、パソコンに向かってほくそ笑みながら、うわの空な対応をされた事が我慢できなかったのです。
同棲生活で別れを迎えると荷物の運び出しなどとても大変でした。
最後の日には広くなった部屋のベッドで横になり私に背中を向けたままの彼。その時はゲームをしていた訳ではないのですが、彼はずっとこちらを見る事はしませんでした。
もし今、大好きな人と同棲を考えている人には一度はしてみる事をお勧めしたいです。
私の同棲生活は辛い時期もありましたが、そんな辛い時期を経験できたからこそ現在の夫との生活にとても幸せを感じています。
それに同棲生活で「もっとああしておけば良かった、こうしておけば…」と思った事を現在、迷うことなく出来るようなっています。
たとえ将来一緒にいる相手が同棲した相手じゃなくても、いつかの幸せに繋げることが出来るのが同棲の経験だと感じてます。