杉並区の西荻北に住んでいます。
最寄り駅は、JRの西荻窪駅。住み始めて約20年です。
それまでは同じ東京でも、西武線や京王線などの私鉄沿線ばかりに部屋を借りていたためか、JR中央線にはどこか華やかさを感じ、強い憧れがありました。
とくに新宿から吉祥寺の間には1960年代末頃から独特のサブカルチャー文化があり、たとえば高円寺や阿佐ヶ谷にしてもライブハウス、雑貨店、古本屋などが密集し、知的好奇心のある若者たちのたまり場という印象が強かったです。
ターミナル駅に挟まれた町・西荻窪
引っ越す際には、その中央線沿線のどこにしようか考えましたが、結局、住宅ばかりのところより大きな公園のある地域がいいと考え、吉祥寺と荻窪というターミナル駅にはさまれた西荻窪にしました。
西荻窪はその付近の町と比べると確かに地味です。
大きな駅ビルや商業施設がなく、まるで下町のような商店街中心の町というイメージを保っています。
しかし、東京女子大学が歩いて15分ほどのところにあるために、学生街の雰囲気が濃厚で、古本屋などはずいぶん広い範囲に点在しています。
また、大学付近には骨董品を扱う店、雑貨屋、カフェなども並んでいて、休日などは遠くから来る観光客で混み合うほどです。
大きな公園が存在、交通の便もいい
先ほど述べたように善福寺公園というかなりの大きさの公園もあり、その園内の池でボートに乗ることも可能。
他にも住宅街の中に大小の公園が設けられていて、散歩で疲れた時などの休憩場所となります。
その付近には一軒家を改造したカフェなどもあり、カフェマニアがわざわざ足を運ぶこともあるようです。
あと、ムーバスという小型バスが付近を巡回していて、これを利用すれば隣町の吉祥寺へも気軽に立ち寄れ、デパートや専門店での買い物もすることができます。
市バスも南北に通じているため、駅前などから西武新宿線や池袋線へのアクセスも簡単になっています。
治安の良さと町の雰囲気が女性向き
治安という点でも特に問題はなく、駅を中心に広がった住宅地は広い範囲に及ぶため、常に人通りがあり、夜間に女性がひとり歩きをしても不安を感じない雰囲気です。
交番の数も多く、どの通りも綺麗。
駅前の飲み屋街ですら、どことなく文化的な様相をていしています。
これから住む人へのアドバイスですが、駅からの徒歩圏内に東京女子大学と吉祥女学院という女子校があるため、昼間の女性人口がとても多く、それだけ女性には暮らしやすい町になっていると言えます。
中央線のどこかに住もうと思っている女の人にとっては、非常に有力な候補となる町でしょう。