千代田区の内神田に住んでいます。
最寄り駅はJRと地下鉄銀座線の神田駅です。
ビジネス街の印象が強いこのエリアですが、さすがに5年間も住んでるといろんな街の様子がわかってきます。
そこで、神田駅周辺の住み心地について書きますので参考まで。
目次
神田駅周辺の様子
神田は東京駅のとなり駅ですが、どちらかというと秋葉原の街並みに似ていて、中小の雑居ビルや企業のオフィス、飲食店などが多いかなり古い街です。
大きく分けると、「東口と北口の改札」と「西口と南口の改札」の2つのエリアに分かれます。
山手線、京浜東北線、中央線、銀座線の4線が利用できるため交通の利便性が非常によく、朝は駅を中心にビジネスマンや学生がそれぞれの会社や学校に足早に向かっています。
朝から開いているお店はコンビニやドラッグストアが多く、一部の立ち食い蕎麦屋が営業をしている閑散とした雰囲気です。
夕方になると街は一気にさま変わりして、居酒屋をはじめ、和食、洋食、中華、イタリアン、焼肉店などの飲食店がオープンします。
会社帰りのサラリーマンや、神田で待ち合わせした人たちで溢れかえり、夜遅くまで賑わっています。
駅から少し歩いて繁華街から離れると、昔から住んでいる人たちの古い住居がところどころに目立ちます。
木造家屋が多く、開発されたビルとビルの間に挟まるように建っていて風情があります。
住みやすさ
引越してきた5年前は、地元の小さなスーパーや商店しかありませんでした。
ただ居住5年目の現在、イオンや業務スーパーが次々にオープンして、日々の買い物をするのにも大変便利になりました。
駅前には大手銀行の支店やATM、郵便局やその他の金融機関があり、病院や医療施設も充実しています。
あと特徴的なのは、駅周辺には昭和の匂いが残る飲食店が多く、どこも気取らずアットホームな雰囲気です。
このあたりには昔から代々伝わる歴史ある蕎麦屋さんや定食屋さんもたくさんあり、著名人もお忍びで食べにきています。
取引先の担当者と夕方に食事をしていると、ちょうど某元首相が食べに来たのを見かけました(2階に上がっていったので、おそらく個室)。
あとガード下の居酒屋は昼の定食やランチのメニューが多く、500円から食べられるのも懐の厳しいサラリーマンや学生には嬉しいところです。
夜のお酒の飲み代もとてもリーズナブルなので、毎日通っている常連さんも多いようです。
神田界隈は飲食店の数がものすごく多いので、あたらしいお店を開拓するのも楽しいですよ。
治安について
男性は問題ないと思いますが、飲み屋街は酔っぱらいのお客が多く、地元の有志がそろいのベストを着て見まわりをしています。
グデングデンの酔っ払いもよく見かけるので、女性の一人暮らしは心配かも知れません。
もし住むとしたら、駅からすこし離れた、帰り道も明るく安全なエリアを選ぶといいでしょう。
長所:交通アクセスの良さ
神田駅は交通のアクセスの良さはピカイチです。
新宿や東京などの主要駅をはじめ、大手町、淡路町、須田町、神保町も徒歩圏内の好立地にあります。
なので急ぎでタクシーをつかっても大した金額がかからないので、重い荷物や大きなスーツケースがあるときは、東京駅までタクシーを使うのもひとつの手です。
あとは毎年5月に江戸三大祭りの「神田祭」があり、期間中は、町ぐるみで出店やイベントなどの行事が行われ、とても楽しめます。
家賃の相場は隣接している大手町や日本橋に比べるとかなり安く、中古物件から新築物件まで豊富です。
短所:最近マナーの悪さが目立つ
最近は海外からの観光客(とくにアジア系)が多く、マナーの悪さが目立ちます。
それと駅周辺の道路に観光バスを停車しているため、近隣からの通報により、パトカーの拡声器の音がうるさく感じるときがあるのは残念です。
さいごに
神田は昔ながらの風情が残るため、ごちゃごちゃした雰囲気が残る地域です。
そうした喧騒が好きであればいいですが、ゆったりと過ごしたい人には向かないでしょう。
ビジネス街でもあるので、スーツを着てバリバリ働いてる人がそこら中にいますね。