杉並区の高円寺で暮らし始めてから、10年近くになります。
私は東京出身者ですが、いままでに板橋区、豊島区、中野区、世田谷区、武蔵野市、三鷹市と転居をし、実際に住んだ経験では杉並区が生活や暮らしがしやすい地域だと感じています。
その理由を書いていくことにします。
交通アクセスの良さ
JR高円寺駅は新宿駅から電車で10分ほどです。
中央線の通勤ラッシュの混雑度と、欲をいえば休日運転(土日祝日)の中央線が停車しないのが不便ですが、環状7号線と青梅街道などの道路と隣接しているので周辺のバスの路線が非常に充実しており、私鉄などへの乗り継ぎにもストレスはありません。
この交通の便の良さが、住みやすさの1つです。
ほどよいお店の豊富さ
そしてもうひとつの大きな魅力が、ほどよく栄えている商店街と物価の安さです。
駅に隣接している商店街は大小合わせて7つありますが、そのほとんどが昔ながらの小さい商店と、個人で営業しているお店です。
必要最低限の大手チェーン店も点在しているバランスがとてもよいです。
24時間営業のスーパーもあるので、夜中や朝方どうしても必要な生活用品をコンビニで購入しなくて済みますし、けれど飲食店は朝方までいい味だしてる飲み屋さんが開いていたりと、生活に密着している街というのが実感できます。
お煎餅屋さんの隣に古着屋さんがある不思議な街の雰囲気もすごくちょうどいい、私の生活のスタイルにしっくりくる街なので気に入っています。
治安について
治安が悪いと感じたことはほとんどありません。
最近自転車の撤去引取料が隣の中野区とおなじ5,000円に値上がりしたのがショックでしたが、単身者には手放しでおすすめしたい暮らしやすさです。
杉並区は今まで住んできた土地のどの区役所よりも、区民に寄り添ってくれ親身に対応してくれる印象があります。
実際に区役所で相談する機会があったときも親切に相談に乗ってもらえたので、困ったときには頼りになります。
1つ大きな問題があるとすれば、私は単身者なのでその不便さを感じた事はありませんが、同じ杉並区に住んでいる育児中の方々は、待機児童問題に頭を悩ませているそうです。
初めて杉並区に引っ越してきたときに小学校の多さに驚きましたが、保育園が不足しているために、産休をとって出産した友人が子供を保育園に預けられず、産休期間が過ぎているのにも関わらず職場に復帰できない状況も間近で見てきました。
治安が理由というよりも、この待機児童の問題から、未就学児の育児中の方にはオススメできるエリアではありません。
さいごに
高円寺は、吉祥寺や下北沢に街の系統は似ています。
どちらにも住んでいたことがありますが、吉祥寺と下北沢はとにかく生活する上でなにもかもが高いです。
住みたい街ランキングで人気の街と聞きますが、都心への交通機関の利便性の立地条件は似たようなものなので、もし吉祥寺や下北沢にこれから引っ越しを考えている方は、中央線の杉並区エリア(高円寺駅から西荻窪駅のあいだ)も候補に入れるといいかもしれません。