インターネットや情報誌で良さそうな物件を見つけたとき、扱っている不動産屋をチェックしてそのまま直接店舗に足を運ぶ…という人もいますが、できるだけ効率よく部屋探しをしたいのであれば、まずはメールや電話で来店予約をとっておきましょう。
もちろんアポなしで訪問しても対応してもらえますが、より有利に部屋探しをしたいならメールか電話であらかじめ希望条件を伝えておくことをおすすめします。
目次
不動産屋にメールや電話で予約するときの注意点!
予約の際には、関心を持った物件を伝えると同時に、その物件が気に入った理由と、部屋探しで求める条件を明確に伝えておきましょう。
こうしておけば、その物件以外にも希望に合いそうな他の物件をいくつかピックアップしておいてくれます。
日時をしっかりと指定しておくことで、来店時に待たされることもありませんし、内覧の手配まで済ませておいてくれることもあります。
その場合は到着してすぐに内覧に連れてってくれることもあり、待ち時間がすくなく済み効率的ですね。
これがアポ無しの訪問だとお客さんが多ければ待ち時間が長くなりますし、物件によっては当日に内覧できない可能性もでてきます。
メールや電話で訪問予約するときには、できれば平日の混んでいない時間帯を選びましょう。
土日、祝日、昼休み直前、閉店直前の時間帯は混み合って忙しくなるため、落ち着いて対応してもらえません。
それと訪問日にそのまま内覧したいなら、遅くとも午後一番の時間帯、可能であれば朝早めの時間帯にしておくと安心です。
どうしても物件までの移動や内覧に時間がかかってくるので、複数の部屋を見たいのであればなおさら時間には余裕を持っておくことが大切ですよ。
不動産屋に訪問するときの注意点!
不動産屋に訪れるとき服装まで気を配る人は少ないのですが、じつは服装は意外に大切なポイントです。
というのも、訪問する側にとっては単なる部屋探しでも、不動産屋にしてみれば、入居者としてオススメできる人かどうか、を見極める良い機会となるからです。
たとえば極端な話、水商売のような派手でラフな格好だと、「他の住人とトラブルを起こしそう!」「苦情がはいると面倒だな」と思われてしまいますし、収入の割に高価なブランド品で身をかためていると「浪費家で、家賃を滞納するかもしれないな」と思われてしまいます。
話し方など社会人としてのマナーを守れているかどうかも判断材料になりますし、同伴者を伴う場合ならそれもまた然り。
大勢の友達と訪問すれば「毎晩、友達と騒ぐのかもしれない」と思われる可能性さえあります。
しかし逆に、学生の一人暮らしなら親に一緒に来てもらえれば相手も安心しますし、自分だけでは気づかない点を色々アドバイスしてもらうこともできます。
とくに大学進学で初めて一人暮らしする場合には、父親か母親といっしょに不動産屋に行くのがオススメです。
「これから大学生活を一人でやってくんだから、部屋探しぐらい一人でしなさい!」といった意見もあるでしょうが、どうせこれから一人暮らしでいろんな経験することになるので、さいごの甘えだと思ってお願いしてもいいでしょう。
両親としても、子どもが住みはじめる部屋を知れるのは、安心できるはずです。
不動産屋さんと話すときのポイント!
「不動産屋になにを伝えればいいかわからない…。」「どう伝えれば気にいる部屋が見つかるかな」と不安になることもあるでしょう。
ここでは不動産屋さんに伝えるべきポイントを見ていくことにします。
具体的にハッキリと要望を伝える!
不動産屋は、お客さんから聞く希望条件をもとに、よさそうな部屋を紹介してくれます。
希望条件がしっかりと決まってなかったり、ボンヤリしすぎていれば、それだけ提案の精度は落ちて、気にいる部屋に出会える可能性は減ることになってしまいます。
なので、住みたい部屋の希望条件はできるだけ具体的に、ハッキリと伝える必要があります。
そして、どうしてそれらの条件が必要なのか理由も伝えておくと、部屋をイメージしやすく、その通りの条件でなくても代わりの条件にまで広げて探してくれます。
部屋に求める希望条件があれば、すべて伝えておくといいですよ。
情報量は少ないよりも多いほうが不動産屋として提案しやすいし、選択肢が増えればそれだけドンピシャで気にいる部屋も見つかりやすいです。
「女性の一人暮らしなので、オートロックの付いたセキュリティのしっかりしている部屋。1階は怖いので2階以上がいいです。」といった具合いです。
希望があればバンバン伝えるといいですが、大切なことは優先順位をつけておくこと!
「オートロックがついてるのは必須で、間取りは1DKがいいですが、むずかしければ1Kでも構いません。」といったように、ゆずれる条件とゆずれない条件をハッキリさせておくと不動産屋さんも物件を紹介しやすくなります。
しっかりと気に入らない理由も伝える!
紹介された物件を見てイマイチ・・と思ったら断るのは当然として、しっかりと気に入らない理由も伝えましょう。
気になるけどどうしても決断できない!など、迷っているならどの部分が引っかかるのか伝えるだけでも、その解決策を提案してくれたりもします。
「セキュリティは良さそうだけど、近隣の治安があまり良くなさそうで不安」⇒ セキュリティがしっかりしてて、治安も良いところを探してくれる、など。
ただ一方で、こちらの悩みを無視して強引に押してくる不動産屋は、そもそもあまり信用できるところではないと考えて、早々に退出してください。
強引さに負けて住みはじめると、あとで後悔することになりかねません。
こんな不動産屋には要注意!
強引に物件を押し付けてくる不動産屋の他にも、会話していくうちに営業マンの質の低さがわかる場合があります。
- 「今すぐに決めないと他の人に取られちゃいますよ」とやたらと急かす人
- その物件のメリットばかりを強調し、デメリットについては何も教えてくれない人
- 内覧の件数を数件に絞って、あまり多く見せたがらない人
などなど、営業マンの態度が悪かったり、提案の質が低い不動産会社もあるので、そうしたとこに当たったときには早めに別のお店に足を運んだほうがいいでしょう。