同じ部屋探しでも、一人暮らしと子供のいる家族とでは勝手が違います。
一人暮らしであれば部屋探しに失敗しても、すぐに新しい部屋を見つけて引越せばいいですが、子供がいる場合は幼稚園の転園や小中学校の転校など、そうそう簡単に引越すわけにはいきません。
そうした子供による事情にくわえ、間取りは広くなるので、家賃や初期費用はかさみます。
子供がいる家族の部屋探しは、より慎重に行う必要があるんです。
住む地域選びのポイント!
子育て中の家庭なら、国からの援助はフル活用したいところ。
学区などの関係上で住むべき地域が決まっているなら仕方ありませんが、あるていど選べるのであれば、自分の家族状況に有利な支援をしている自治体の管轄区域を選ぶといいですよ。
- 保育園にかかる保育料の助成制度を設けているところ。
- 賃貸住宅の家賃補助制度を設けているところ。
- 子供の医療費助成制度を設けているところ。
内容は自治体により様々です。
それと保育所や幼稚園の利用を考えているなら、待機児童問題は気になりますね。
具体的な部屋探しをはじめる前に、希望エリア周辺の保育所の数や、待機児童の状況、利用条件や入所方法なども事前に調べておくようにしましょう。
これは小中学校についても同じで、転校先となる学校の通学ルートや周辺環境も、実際に歩いて確かめてみることをおすすめします。
それと、子供は急な病気やケガをしやすいですから、病院、できれば小児科が近くにあると便利ですし、同じ年頃の子供たちが集まる公園があれば子供どうしもママさんどうしも交友が広がります。
あと交通量は少ないほうがいいですね。
歩道がきちんと整備されていて道幅も十分に確保されていれば、子供が事故に遭遇する確率は低くなり、安心して通学に送りだせます。
なかには道路幅が狭くて毎日怖い思いをするような道路や通学路があったりするので、不安なら事前に確認してもいいでしょう。
借りる物件選びのポイント!
同世代の子供をもつ家族がたくさん住んでいる物件やエリア周辺は、子供向け施設が充実してることが多いです。
まわりの家族の目も生きてきますので、子育てしやすい環境にあると考えていいでしょう。
ファミリー世帯が多い場所であればあるほど、子供どうし、母親どうしで交友関係を築くこともでき、困ったことや子育ての悩みがあれば共有できますし、ストレス発散もしやすいはずです。
それと小さな子供はどうしても部屋内で走りまわったりして生活音が大きくなるため、賃貸のマンションやアパートに住む場合には、上下左右の住人とのトラブルが起こりやすいです。
マットを敷いたり、事前に防音対策しておくといいでしょうね。
鉄筋コンクリート造で壁が厚くて音が漏れにくい物件ならいいですが、とくに下の住民に迷惑をかけないように、部屋探しでは1階を選ぶのも有効な方法です。
女性の一人暮らしでは防犯面から避けられがちな1階は、子供をもつファミリー層にはそれなりに人気があります。
子供がいると転々と引越すのは難しいため、次に引越す計画がなければ長く住む可能性をかんがえておくこと!
そのために部屋数は多少余裕をもって、子供が中学、高校を卒業するまでの時間をふまえた広めの間取りを選びたいものです。