東京都の牛込柳町というと、いまいちどこにあるのか分かりにくいと思いますが、早稲田の夏目坂を登ったところといえば、東京にお住まいではない方にも、だいたいイメージできるかと思います。
結論から先にいうと、とても住み心地のよい町です。
牛込柳町は学生の町
牛込柳町は、早稲田大学から夏目坂を登ったあたりで、都営大江戸線の牛込柳町駅があります。
古くからの家やお寺も多いのですが、やはり大学生が住むようなアパートが多いです。
といっても、早稲田大学の学生は、高田馬場などに住むことのほうが多いです。
こちらに住むのは、飯田橋の学生、東京理科大の生徒のほうが多いように感じます。
だからというわけではありませんが、騒がしいということはありません。
牛込柳町からは、飯田橋や神楽坂、早稲田まで歩いて行けますので、もし騒ぐのだとしてもそちらで盛り上がっているのだと思います。
町の静けさについて
6年間住んでいて学生がうるさいと感じたことは、そうそうありませんでした。
集団で騒ぐことはまったくありません。
うるさい人はたまにいますけど、学生か社会人なのかは区別がつきませんでした。
ここまで騒音被害について何度も言っているのは、それは普段が静かな町だからです。
というのも地図で見るとよく分かるのですが、ここら辺一帯はお寺がとても多いです。
よその町よりも静かなので、すこし騒いだだけで目立つのです。
だから住民は、とくに夜中は騒ぎません。
これは都内でも珍しいことかもしれませんし、いわゆる新宿区のイメージとは、かけ離れていると思います。
電車よりも徒歩や自転車がオススメ
それと先ほども少し触れましたが、牛込柳町は、飯田橋や神楽坂まで歩いて行けます。
市ヶ谷もすぐですし、曙橋も電車を乗り換えて行くよりも歩いていったほうが早いです。
ここらへんの感覚が引っ越したばかりの頃は分からなくて、ずいぶん不便な場所だなと思っていました。
ですが、自転車で移動するようになってからは、驚くほど快適になりました。
山手線の内側なら、どこでも気軽に自転車で向かえます。
もしこれから都内の学校や会社に勤めることになって引っ越しを考えているのでしたら、牛込柳町は良い場所だと思いますよ。
自転車通勤なら終電は気にしなくてすみます。
ただ深夜を越えると、警察に職務質問をされるかもしれません。
私は3度ほどされました。
いずれも深夜1時過ぎ、433号線沿いを歩いて家に帰るときでした。
治安とアドバイス
牛込柳町は、近くに防衛省とその宿舎がありますので、治安はよいほうだと思います。
それなのに賃料はそれほど高くないので、若い方にはオススメの町です。
ただし、安い物件ですとたいていは近くにお寺があるので、霊的なものに敏感であったり、墓地などが苦手な方には辛い町かもしれません。
とはいえアパートの隣が墓地ですと、夏などは涼しくて静かで快適です。
これは実際に経験したことなのですが、お盆には墓参りもあって、墓地でお経を読み上げることがあります。
休日の朝など、よく隣から聞こえてきます。
そうしたのが苦手なら部屋さがしで気をつければいいだけですし、町の住み心地はすごくいいですよ。