世田谷区桜新町に10年近く住んでいます。
最寄駅は東急田園都市線の桜新町駅。
とっても住み心地の良い街で、遊びに来る友人たちにも羨ましがられます。
魅力はたくさんありますが、そのうちのいくつかをご紹介しましょう。
どこへ行くにも便利
田園都市線に乗れば10分程度で渋谷まで出られます。
それに反対側に乗れば2つ先には二子玉川駅があります。
どちらも買い物やレジャー、食事にショッピングと大変重宝する場所。
ただし、朝の通勤ラッシュ時間帯(7時半~9時前後)の渋谷方面の車両の混雑ぶりはかなりなものです…。
いったんぎゅうぎゅう詰めの車内に乗り込んだら最後、身動きとれません。
女性専用車両は比較的空いていますから、女性はそちらがおススメです。
しかも朝はダイヤが過密で各駅で人を無理やり入れるため、どうしても遅延が生じます。
渋谷まで通常なら10分程度のところが2倍近い時間がかかることも。
都会ならではの現象として、週明けなどには人身事故による遅延もけっこうあります。
この遅延さえなければ、桜新町は田園都市線沿いの町の中でもダントツ住みやすいと思いますよ。
駅前のお店がバリエーション豊か
コンビニ、マクドナルド、ケンタッキーなどのファストフード店から、うなぎ屋、蕎麦屋、うどん屋、とんかつ屋などの飲食店やスーパー、また美容院やネイル、衣料品店、クリニックや歯科のほか、ツタヤなどの本・CD・DVD店等、とってもたくさんのお店が駅前に集結しています。
桜新町はあの「サザエさん」の作者・長谷川町子が長年暮らしていたゆかりのある町。
駅から歩いてすぐのところに「サザエさん通り商店街」があり、ゆったりとしたストリートの両側にそれぞれ個性ある店が並んでいます。
サザエさんの人形焼きを販売しているかわいらしいお店や、大きな窯で焼いたピザを出してくれる店、庶民的なスーパーやラーメン屋、看板猫のいる喫茶店など、散策するだけでもとても楽しいですよ。
商店街の突き当たりには「長谷川町子美術館」があり、生前所蔵していた多くの絵画、漫画の原画などが展示されています。
季節ごとの展示も美しいです。
サザエさんの漫画が読めるコーナーや、入館チケットを買わなくても入れる土産コーナーもあります。
ここでしか買えないオリジナルグッズは、ちょっとしたお土産にピッタリです。
個人的には、この美術館の向かい側にあるこじんまりとしたイタリアンレストランと、その隣の焼き鳥屋さんが好きです!
好みに合わせて、友達を連れていくととても喜ばれます。
落ち着いた層が多いエリア
駅前付近はマンションが多いですが、徒歩15分も行けば深沢という高級住宅街が広がっています。
いかにも世田谷区という感じの大きな一軒家や高級マンションが並んでおり、閑静で落ち着いた雰囲気です。
呑川という細い川沿いがメインの通りで、ここは桜の名所としても有名。
春の見ごろの時期になるとたくさんの人でにぎわいますが、近所の人が多いので皆さんとても優雅に桜の下を歩いています。
騒ぐ人や、お酒臭い人などまず見かけることはありません。
比較的、所得の多い層が住むエリアといえるでしょう。
なので治安も良く、危険な話を聞いたことはありません。
私の出身はここではないのですが、「ここが故郷だったら素敵だなぁ」といつも思います。
隣の駒沢大学駅まで行くと、さすが学生街だけあって庶民的な居酒屋などもあり、雑多で若い雰囲気が出てきます。
さらに隣の三軒茶屋駅はまた異なる、独特でディープな魅力のある街。
桜新町はいずれにも属さない、きわめて「暮らしやすそう」な魅力を感じさせてくれる街と言えそうです。
住んでみると、もうほかの場所では暮らせないかも?なんて思ってしまいますよ。