大学のサークルの飲み会で知り合った彼は都会の一人暮らし。都心から1時間半ほどかけて通学してる私とはまるで違う都心での暮らしに憧れの眼差しが消えませんでした。
彼の両親は離婚していて一人暮らしだった事もあり、あまり気を使うこともなく彼の家の鍵をもらい、先にお邪魔するようになっていました。
そんな時に彼の母が突然最近出来たマンションがオシャレだから、と契約をして引越しなさいと言うので突然の引越しとなりました。そのお手伝いをしている時に彼のお母様と会うことになり、家具の買い出しなどを共にする事で急に関係を認められて信頼してもらえるようになりました。
新しい部屋は少し広さもあり、同棲を始めるには理想的な1LDK。新しい部屋に浮かれたこともあり、気づいたら一泊、二泊、一週間と泊まる期間が長くなり、同棲が始まりました。
同棲して良かった点
生活を共にすると彼の生活スタイルがわかり、どんな事が嫌なのか好きなのか、がわかるようになり、ますます恋愛は盛り上がりました。
同棲して悪かった点
大好きな彼との同棲は、ルールを決めずに流れで始めてしまうと良くないです。
好きになったほうが折れる(住まわせてもらう)という立場の弱い状況は、彼の甘えにつながるため嫌なとこも直してくれません。結果、好きだから我慢すると言う関係になってしまいました。
休みの日のデートも毎日一緒にいる事で緊張感や相手への想いがなくなり、だんだんと不安からストレスがたまりケンカが多くなってしまいました。
同棲中の具体的なエピソード
まだ同棲を正式には認められていない時に、朝仕事に出た彼を見送り、実家に私が帰ろうと思っていたので夕飯を作り置きしてあげる事にしました。
ごはんとハンバーグとお味噌汁、簡単ではありましたが一生懸命作り、ごはんも炊いた状態にして家を出ました。
夜になり、ごはんあるよとメールをすると彼が「え、ないよ?」と言うのです。「おかしいなー、そんなハズないのだけど…」という私に彼から電話がきました。
「あれ、ゴミ箱にあるやつがそう?捨てたの?」と言うのです。
意味がわからない私が沈黙していると、彼が「あ、もしかしたら母さんが来たのかも」と平然と言いました。ごはんは釜ごとの形でゴミ箱に、その他の料理もゴミ箱に丸ごと捨ててあったそうです。
その時、彼は笑っていましたが、私は彼のお母様の異常さに驚き、このお付き合いはやめた方が良いのだろうと悟りました。それ以降、「気になる彼の行動はお母様ゆずりなのかもしれない」と思うとどんどん冷めていきました。
そのご結局は破局し、同棲も解消しようとした私に彼はプロポーズしてくれ、結婚する事になりました。だけれど、やはりあの違和感はいまだに引きずり、なかなかうまくいってはいません。
いま同棲を考えてる人へのアドバイス
当たり前かもしれませんが、流れなどでうっかり同棲しない方が良いかもしれません。
それと同棲は結婚の予行だと思う事が大事だと思います。家賃や生活のルールなどをお互いに対等に決めてスタートできれば良い予行とはなりますが、それが無い場合には、マイナスになると実感しています。
しかし、恋愛から同棲にすすむと結婚も見えてきて楽しい事には間違いありません。お互いを尊重し、歩み寄れるような生活をしながら楽しんでもらいたいと思います。