数年前の話になりますが、仕事の関係で超都心とも言える人形町で賃貸物件を借りて住んだので、このときの体験談を紹介します。
当時は茅場町の証券会社でディーラーをしていた関係で、外国のマーケットタイムに合わせて早朝出社や深夜帰宅が多かったため、タクシーか最悪でも歩いて帰れるところに家を探してました。
検討したのは水天宮から人形町あたりで、当時はこの周辺エリアはワンルームマンションが増え始めていた頃でした。そこで「さあ不動産屋どうしよう?」と相談したのは、人形町駅ちかくの人形町不動産というところです。
そのままのダイレクトな名前がインパクト大で、記憶にずっと残りつづけています。しかもここは人形町不動産の人形町店で、本店は日本橋の浜町にあります。じゃあなんで人形町不動産なんだろう?という疑問が残りますが…。
あとから移転でもしたのかな。
水天宮、人形町に強い!
昔から長くやっている老舗の不動産屋らしく、物件紹介もパソコンで検索というよりは、紙の資料で紹介してもらう感じでした。
業界用語で「マイソク」というやつですね。
このマイソクは不動産屋が売買や賃貸の情報源として使う紙媒体の資料です。間取り図、設備詳細、地図などが書かれたものです。
人形町不動産は賃貸専門ではなく売買も手がけている不動産屋ですが、水天宮から人形町界隈の賃貸物件を多く抱えており、この点は新興の賃貸専門のチェーン不動産屋に引けを取らないと言っていいでしょう。
私が相談したときには、この地域には不動産投資用のワンルームマンションが増えてる話を聞いたので(供給過多だったみたい)、割安に紹介してもらいました。
こうした需要と供給のバランスから家賃の値崩れの情報を把握してるのは、さすが地元で長く営業している不動産屋の強みだと感じます。
こうした内容は不動産屋によっては、家賃が下がってるのは知ってるけどその理由を把握してない、ことが結構あったりするんですよね。なので詳しく家賃が安い理由を説明してもらえるだけで信用度が増しますね。
これといったトラブルなし。家探し、入居、退去まで丁寧な対応
家探しもスムーズに進み、入居にあたっては宅地建物取引主任者からの重要事項説明がしっかりあり、契約書もキッチリと作られていて安心感がありました。なかには法令で定められてるからといって義務的にやってるとこもありますが、ここは丁寧さが伝わってきたのが印象的です。
入居中もこれといったトラブルもなく、物件もしっかりと管理されたものでした。退去時には敷金から若干の修繕費用を差し引かれましたが、まあ許容範囲といったところ。
以前は人形町から水天宮辺りはスーパーがなく不便でしたが、最近はスーパーやドラッグストアなど生活に必要な店舗も増えてるため、人形町界隈も住みやすくなってきてますね。いちど都心に住んでみたいと考えてる方にもおすすめできる場所です。
そのときには人形町不動産も検討候補に入れてみてもいいかもしれません。